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Web開発の基礎徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)

Web開発の基礎徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus)を読みました。
表紙に「for BEGINNERS」と書いてあるので、初心者向けに違いないと思っていたのですが、私はWebエンジニアの初心者の域にも達していなかった…と思いました。

Web開発の基礎徹底攻略は特集記事5本から構成されています。
  1. Web技術まるごと整理
  2. コーディングの基礎知識
  3. はじめての設計
  4. データベース&SQL入門
  5. クラウド時代のインフラ知識
私がどんな道を歩んできたかというと
  • ErogameScapeを作って10年くらい
  • 違和感なく書ける言語はPHPだけ
  • よく知っているデータベースはPostgreSQLだけ
  • 今の仕事は主にCisco等のNW機器の監視 
な感じです。 

各記事の感想は以下の通りです。

Web技術まるごと整理
 Webに使われてる技術をさらっと概観をなめていて初心者向けの良い記事だと思いました。

コーディングの基礎知識
 例として使われいてる言語がRubyで、Rubyをかじったことがない時点でハードルが高いです。
 第1章 きれいなコードの重要性、第2章 適切な名前をつけ、不要なコメントはつけない、まではサクサク読めました。しかし、第3章のテスト駆動開発を実践する、から内容のハードルがあがり、Rubyをよく知らないということも加わって、読むのがきつかったです。
 常にリファクタリングを行う、1つのメソッドが行うことは1つにする、クラスの責務は1つにする、と現在では良いとされていて、自分も理解していることが書いてあるのですが、Rubyを知らないのと、そもそもErogameScapeはテストコードを書いてなくて(よくないと思っているのですが…)テストコードの経験がないから、テストコードを書くことを前提にしているこの記事を読むのがつらい要因かと思いました。


はじめての設計
 一番書いてある内容が難しくて、抽象的で、どうやって実践するのかが分からない…記事でした。
 この記事の内容は実際にコードを書いてみて、この記事を理解している方にレビューしてもらわないと身につかない気がします。 
 Web開発の基礎徹底攻略を読む方の多くは「組織」としてWeb開発をされる方々だと思うので、実際にレビューしてもらう機会があると思いますが、私のように1人で書くな環境だと、この記事の内容をちゃんと理解して実践するのは難易度が高いと感じます。

データベース & SQL入門
 ミックさんの記事はよく読んでいることと、本当に初心者向けですので、さらっと読めました。
 初心者にお勧めの記事です。


クラウド時代のインフラ知識
 こちらも日頃から普通にやっていることなので、さらっと読みました。
 日頃からインフラに触れて、運用をやっていない方々にこの記事は響くのかな…とも思いました。
  運用は実際にやってみて毎日数字を見て、あれ?今日はなんかいつもと違うぞ…と感じ取る何かが必要な気がしています。

全部読んでみて分かったのですが
  • 私はWebエンジニアとしては失格
  • 私はWebエンジニアが知っているべきインフラの知識はクリアしている
  • どうも私はWebエンジニアではなくて、どちらかといえばインフラエンジニアよりらしい

ということでした。

Web開発の基礎徹底攻略はインフラエンジニアの方々にはお勧めできないです。
というのは、
インフラよりの記事はとても優しいからです。
※趣味の延長でErogsmeScapeを運用している私が優しいと感じているので、本職な方々にとっては、当たり前すぎる内容しか書いていないです。


社内向けWebサイトでCDNに設置されたjQueryファイルを指定して、はまりました

社内向けWebサイトでCDNに設置されたjQueryファイルを指定して、はまりました。

会社でインターネットに接続できない事象が発生しました。
私が作った社内向けWebサイトはjQueryを使っているのですが、読み込み先にCDNを指定していてかつフォールバック先は指定していませんでした。

結果、お休みだった日に会社から電話がかかってきました。

同僚「今、インターネットに接続できないんだけど、お前が作った社内向けWebサイトの応答が遅いんだ。Webサーバーの管理者は変なログをはいてないというんだけど何か心当たりある?」

この後、5分くらい同僚と問答をして「あ、jQueryは外部から読んでた」と気がつきました。

この記事を書くために、「CDN jQuery」で検索すると、ちゃんとフォールバックを設定しましょうという記事がひっかかるのですが、私がCDNを利用する時に参考にした記事か本にはフォールバックについて一切触れていなかったので、同じ目に遭う方がいらっしゃるかもしれない…と思ってメモします。

そもそも、社内向けWebサイトはトラヒックが少ないのでCDNを使う必要がないのですが…、あまり考えずに作っててしまいました… 

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方を読みました。

 良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方
良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]

高木浩光さんが「3章の「すぐに使える」とされているプライバシーポリシーのひな形は、あまりに雑すぎて「すぐに使える」ものではない。」と書いていて、確かにその通りだなあと思いました。
が、規約を真面目に読んだことがなくて、Webサービスを作ったので規約も作らないと、な方々にとってはとても取っつきがいい本だと思います。

はじめから100%を目指すのは何事もつらくて、でも80%くらいいけるよい方法があるなら、それに乗っかるのが吉だと思っていて、この本で100%な規約を目指すのは無理でも、取っかかりを掴めるいい本だと思います。

とても良いと思うのは、規約の行間が書いてあることだと思います。
規約は結果が書いてあって、どうしてそうなっているのかは規約を読んでも分かりません。
この本は規約と照らし合わせて、どうしてそのような規約が書いてあるのかが書いてあります。

プログラム等の本は、読み進めるのがすごくま大変…少なくとも私は大変で、なかなか前に進めずにいて、いつになったらこの本を読み終わるのだろう…と思うことがよくあるのですが(なので、たまに軽い本を読んで、本を読んだという達成感を味わうことにしているのですが…)、この本は厚い割には、さくさく読めて、最後まで最初の内容を忘れずに読めると思います。同じことを繰り返し書いているので、頭に入って気安いのかもです。 

Webサービスを作っている/作ろうと思っている方々で、規約をよく読んだことがない方々にお勧めの本です。
 

ポイントの有効期限が6ヶ月以内である理由について

ビジュアルアーツマーケットのポイントには消費期限があって有効期限は5ヶ月です。

ビジュアルアーツマーケットに限らずポイントに有効期限があるのはなんでなのかな?と思うのですが…というのは、無期限でもいいんじゃないかあと思っていたのですが、有効期限が6ヶ月以内と定められている場合は、ちゃんと理由があることが分かりました。

 良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方
良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]

の第2章の12 「ポイント・仮想通貨を扱うならば「資金決済法」の理解が必要」に書いてありました。

あらかじめポイントを購入して、ポイントでゲームを買う、というシステムは「前払式支払手段」に該当します。 
「前払式支払手段」に該当する場合は、資金決済法が適用されます。
しかし「発行の日から6ヶ月以内に限り使用できる前払式支払手段」は、資金決済法が適用されないそうです。

資金決済法の適用をうけるといろいろ面倒なので、 有効期限が6ヶ月以内にできるのであれば、そうした方が楽だという理由から、有効期限が6ヶ月以内というサービスがあるそうです。

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]は、Webサービスを作ろう、作っている方必読の書かと思います。
ErogameScapeは利用規約がないのですが、利用規約がないためにとても苦労しています…
利用規約のないWebサービスを運用している私の心にグサグサ何かが刺さる内容がいっぱい書いてありますので、ぜひ、プログラミングやサーバーの運用を学ぶと共に、こちらの本で利用規約についても学ぶのがいいかなと思います。

この本は、具体的な事例がいっぱい書いてある…Webサービスを作ろうとしている方、作っている方には、馴染み深い事件、事例がいっぱい書いてありますので、すっと頭に入ってくると思います。


Googleフォームでお問い合わせフォームを手軽に作成する

新しいサイトを作成した時、お問い合わせフォームを設置することは多いかなと思います。
お問い合わせフォームは、Webでサービスを自分で作ってみよう!的な本には必ず作り方が載っている気がするほど、Web上で使うスクリプト言語の学習にはお手軽なテーマです。
お手軽なテーマなので、ちょっとスクリプトが書けると「自分で作ろうかな」と思ってしまうのですが、作れるけど面倒だなあと思いました。
最近はお問い合わせフォームを簡単に生成してくる何かがあるのではないかと思って、なんとなくドットインストールお問い合わせフォームを見ました。

ここからが本題です。

お問い合わせフォームの作成は、そんなに複雑でないお問い合わせフォームならGoogleフォームを使うのがいいかなと思います。
作り方と使い方はGoogleフォーム機能で応募フォームやアンケートフォームを手軽に作成する | Master Appsをご覧ください。

これは…すごいです。
HTMLのタグもスクリプト言語も何も知らずにGUIでパーツを組み立てていくと、フォームができあがって、集計までしてくれます。

Googleフォーム機能で応募フォームやアンケートフォームを手軽に作成する | Master Appsは、ちょっと間違っている…というか、多分仕様が変更になったのだと思いますが、スプレッドシートは自動で作成されないようになっているので、
 上のツールバーの「回答」をクリック → 「回答先を変更する」をクリック → 「新規スプレッドシート」にチェック → 「作成」をクリック
と、 スプレッドシートを作成する必要があります。

フォームが送信された場合にメールで通知してくれる機能もあります。
イベント集客に便利!Googleで作れる自動返信付き申込フォーム。 | 学生団体へのススメの「申込が来たときの通知設定は?」のように、通知ルールを設定することで…メールアドレスは、Googleフォームを作ったアドレス固定になりますが、メールで通知されるようになります。

こんな素晴らしい機能があるなんて知りませんでした。
Googleリーダーみたいに無くなる日が来ないといいですね。

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