さくらインターネットの専用サーバ スタンダードシリーズをCentOS8からAlmaLinux8に移行した際、ネットワークインターフェイスの名前がifconfigとnetwork-scripts配下のファイルで不一致が発生したため、rebootしたらNICがupしませんでした。
結論から書くと、network-scripts配下のファイルを書き換えて再度rebootしました。

[借用しているサーバー]
専用サーバ Fujitsu RX1330 M3 Xeon 4Core (20-04)
※これがリリースされた後、すぐにPHYがリリースされてとても悲しかったです。また、PHYしかOSインストールの選択肢としてAlmaLinuxに対応していないので、とても悲しいです。

AlmaLinuxに移行しrebootした後、NICがupしませんでした。
ifconfigの出力は
[sakura ~]$ ifconfig
eth0: flags=4099  mtu 1500
(中略)
eth1: flags=4163  mtu 1500
(中略)
lo: flags=73  mtu 65536
と、IFの名前が昔のeth0、eth1という表現。
network-scripts配下のファイルは
[root@sakura ap2]# ls -l /etc/sysconfig/network-scripts/
total 12
-rw-r--r--. 1 root root 285 May  2  2020 ifcfg-eno1
-rw-r--r--. 1 root root 138 May  2  2020 ifcfg-eno2
と、eno1、eno2という表現でした。
移行前は問題なかったので…、なぜ問題でなかったのかはさっぱり分からないのですが…、IFの名前をあわせればいいので…、
linux - RHEL7 で NIC の名前を eno1 から従来の eth0 に変更するには? - スタック・オーバーフロー
のとおりに、ifcfg-eth1というファイルを作って
NAME=eth1
DEVICE=eth1
の部分をeno1からeth1に書き換えて再起動し、無事NICがupしました。

/etc/default/grubを見ると
GRUB_CMDLINE_LINUX=" resume=/dev/mapper/cl-swap rd.lvm.lv=cl/root rd.lvm.lv=cl/swap  net.ifnames=0  biosdevname=0 consoleblank=0 nomodeset crashkernel=auto"
となっていて、赤字の設定があると、IFの名前が昔のeth0、eth1という表現になるのがデフォルトで、名前をかえたい場合は、network-scripts配下のファイルの設定で、HWADDR=を指定してあげると、HWADDR=で指定されたNICの名前がNAMEとDEVICEに書かれたものになる…ようなのですが、もともとの設定にはHWADDR=がなかったので、IFの名前がeno1になってちゃんと起動できていたのか分かりませんでした。

専用サーバーを借用するとネットワークの設定は自分でやらないので、トラブルが発生したとき困るなあ…と思いました。
次は借用したら、最初にネットワークの設定関連のバックアップを取得しておこう…と思いました。
また、こんなことが起きることを想定して、借用する場合はコンソール接続ができること、を条件にしているのですが、コンソール接続できてよかったです。使わないときは、何年も使わないのですが…