2023年08月

[感想]テキストマイニングで探るエロゲー批評の昔と今

C102に参加された皆様お疲れさまでした。
参加してみてコロナ前の活気が戻っているんじゃないかなあ…と思いました。コミケに行くと、「ああ、自分はこのままでいいんだな」、って思えます。

コミケで本を2冊買ったのですが、そのうちの1冊が「テキストマイニングで探るエロゲー批評の昔と今」です。本書のサンプルと購入できるところは以下のとおりです。
ErogameScapeを作った理由の1つに、このような本が作りたい!というモチベーションがあったのですが、すでにエロゲーをまったくやっていない…というかErogameScapeを作ってから3年後にはエロゲーをやらなくなっているので、2003年までのことしか分からない自分には夢物語でして、ErogameScapeのデータを使って統計本を出して頂けるのは感謝でしかないです。

さて、「テキストマイニングで探るエロゲー批評の昔と今」は2部構成になっています。1部はレビューに関する集計で、メインは各年ごとに、その年に書かれたレビュー数順にゲームが一覧で見られることでしょう。
つばめさんも「ぜひこのランキングを眺めながら同好の士と酒のあてにでもしてください」と書かれていますが、これを見ながらあーだーこーだー話すのは楽しんじゃないでしょうか。
統計って結果を見てどう解釈をするかをあーだーこーだー話すのが楽しいんです、たぶん。自分はそう思います。
ちなみにAIRって、現在、1046件の一言感想が登録されているのですが、2001年には11件、2002年には48件、2003年には122件、2004年には163件の登録になってます。これだけだとまだ3割程度なので、2005年以降現在までで残りの7割の一言感想が登録されたわけで、すごいぞAIR、って思います。

2部はレビューのテキストにでてくる語句をMeCabを使って形態素解析にかけて、どのような言葉が年度ごとに使われているかを分析しています。
MeCabってエロ単語が登録されていないので使えなかった、というのが20年くらい前の自分の認識だったのですが、ちゃんと出来てる!という感想を持ちました。
主成分分析について説明がほとんどないので、思い出すのに時間がかかりましたが、なんとか思い出して、例えば「萌え」という言葉が絶滅危惧種であることが表から分かってすごいなって思います。

本書について、たまのすさんが書いた感想を見つけましたのでURLをはります。
【レビュー?】テキストマイニングで探る エロゲー批評と昔の今【というよりは茶々】

ErogameScapeのデータはどなたでも見られるようになっておりますので、データを使った何かを作成したい!等ございましたら、お気軽に相談ください。
相談いただかなくても大抵エロゲーマーのためのSQLでなんとかなると思いますが…相談頂いた方が早いこともあります、たぶん。

[感想]セガハード戦記

セガハード戦記
奥成洋輔
白夜書房
2023-07-03

自分は、東京に出た時、本屋さんによって、今、どんな本が売られているのかを見るのを楽しみます。
いつも通り本屋さんをブラブラしていたら上記の本が売っていました。
目次を見ましたら、Beepに言及しておりました。
Beep、懐かしい…
自分はかつてメガドライバー※1のはしくれだったのですが、メガドライバーだったら、おそらくBeepメガドライブの読者レースを毎月楽しみに見ていたはず、だと思います。
高得点のゲームに注目するのはもちろんですが、最下位にソード・オブ・ソダンがあるのに安心するみたいな、なんかそんな感じだったと思います。
BeepはBeepメガドライブの前身の雑誌でして、本書はBeepに10ページも割いて説明がされていて、自分が当時知らなかったBeepの様子が書かれていて、なんと今、noteでBeep21として記事が連載されているそうで、マジか!と思いました。
ということで、いつもは「いつかは買って読みたい本リスト」に追加して買わないのですが、今回はそのままレジへ向かって帰途でセガハード戦記を読むことになりました。

批評空間はその前身としてエロゲー評価統計情報というサイトがありました。
2000年は、レビューサイトがいっぱいありまして、エロゲを買うのにレビューサイトを全部回らないと情報が集まらない!※2という状態でした。
「自分でレビューサイトを巡回してつけられている評価を100点満点に換算して集計し掲載する」というサイトを作ったりまして、それがエロゲー評価統計情報でした。Excelにちまちまとデータを蓄積して計算していました。
当時のデータを見つけたので画像をはっておきます。レビューサイト名が懐かしい…
エロゲー評価統計情報

Beepメガドライブの愛読者だった私は、エロゲーにもBeepメガドライブのような読者レースがあればいいのに…と思っていました。そんなわけで他の要因もあったのですが、CinemaScapeのデザインを真似てErogameScapeを作りました。
Beepメガドライブがなければ、ErogameScapeがなかったかもしれない…は言い過ぎかもしれないですが、少なくともErogameScapeの年刊/月刊エロゲー統計表はBeepメガドライブの読者レースみたいのを作りたかったから存在してます。

さて、話を本に戻しまして、この本はSG-1000からドリームキャストまでを扱っています。自分はメガドライブとセガサターンしか実機に触れていないのですが、メガドライブとセガサターンだけで本の半分を占めるので十分楽しめました。
またあれは今でいうと同人誌なのだろうか…高校の文芸部の雑誌にセガサターンとプレイステーションの戦略だったかな…についてを書いていたこともあって、セガサターンとプレイステーションの戦いの様子を読んで、あーそんな感じだったなあ…と感慨深かったです。

メガドライブとサターンで何をやったかなあ…と思い出すと…そんなになくて…1日1回シルフィードをクリアする、1日1回ガンスターヒーローズをクリアする、学校帰りに友達の家※3によってぷよぷよで対戦しまくる、アドバンスド大戦略がいつまでたっても終わらない、ゴールデンアックスを弟と2人でよくやってた、バーチャファイター2はバーチャスティックプロを買ってやってた。ヴァンパイアセイヴァーとサムライスピリッツ 天草降臨もやってた。ルナ ザ・シルバースター、ランドストーカー、ファンタシースター 千年紀の終りに、ルナ エターナルブルーはやったけど内容を覚えてない…そんな感じです。

そんな自分でも本書は楽しめましたので、自分よりどっぷりセガにはまっていた方々は面白く楽しく懐かしく読めると思います。

※1 メガドライバーをぐぐったら、そんな言葉がなかったような感じなのですが…メガドライブを嗜んでいる人のことを当時はメガドライバーと言っていた、はず…

※2 どちらかというと、当時はエロゲを買うためにレビューサイトを回るのではなくて、プレイしたエロゲのレビューを読んでにやにやするためにレビューサイトを回っていたと思います。いや、本当に当時はそれが楽しくてたまらなかったです。AIRの考察とか、もう忘れちゃったけど、いろいろ読んで回ったなあ…

※3 この友達の家にPC9801があり、そこで見たかわいい女の子のCGに心を奪われた結果、エロゲーに傾倒していくことになり、コンシュマーゲームからは足が遠のいていきました。

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