2012年11月

mod_deflateでデータを圧縮して転送した結果について

改行削除するくらいなら gzip したらいいじゃないを読んでErogameScapeでもデータをgzipで圧縮して転送することにしました。

ErogameScapeの回線がADSLだった当時、上りの回線帯域が足りなくて、確かmod_deflateを使ってgzipで圧縮して転送する設定を試したのですが、設定した途端にload averageが大変なことになって断念しました。
結局、光回線にしたと記憶しています。

光回線にしてから帯域で困ったことがなかったので、すっかり忘れていたのですが、冒頭の記事を見て、「試しに設定してみるかー」と思って設定してみました。

結果は以下の通りです。
001
想定通りなのですが、びっくり…矛盾してますけど…
トラヒックが約半分になりました。

002

CPUの使用率はあがっているような…あがっていないような…な程度なので問題ないです。

大きいデータの転送を試してみようということで月刊エロゲー統計表で調べます。
月刊エロゲー統計表は、テキストだけなのにサイズが4.09MBで、圧縮されて648KBです。
Gppgle Chromeのデベロッパーツール調べで、
  • 圧縮ありの場合は、Watingが400msで、Receivingが7.6s
  • 圧縮なしの場合は、Watingが248msで、Receivingが8s
でした。
何回か試してみましたが、同じような数字でした。
大きいデータの転送はReceivingが速くなるのかなあ…と思ったのですが、よくわかりませんでした。

体感的にはメリットがなさそうなのですが、必要帯域がとても少なくなって、この調子だとエロゲーがたくさん発売される月末の週末でも4Mbpsくらいに抑えられそうです。

ErogameScapeはバックアップ用にさくらの専用サーバーを借りて(東日本大震災の時に電気が供給されないことがあるのが分かったので借りました。)、トラヒックの状況から10Mbps帯域確保のオプションをつけているのですが、「帯域確保いらなかったかも…むむー」、と思いました。

とりあえずこの設定のまま月末を迎えて、CPUが問題なく耐えられるかを確認しようと思います。



PHPエディタ

私は今日までErogameScapeのスクリプトを書くのにPHPエディタを使っていました。
以前(もう何年も前ですが…)NetBeansやEclipse+PDTを試したことがあったのですが
  1. 重い
  2. 英語
  3. プロジェクトとかよくわからん用語がいっぱい
な感想で、
  1. 1人で開発している
  2. 扱っているファイル数は多くない
  3. javascriptは知らなかった
  4. フレームワーク何それ?な感じだった
  5. PHPエディタの機能で十分だった
  6. 慣れ親しんでいたPHPエディタから乗り換える気力がなかった
等の理由で使いませんでした。

先日、会社の後輩がPHPを学び初めたということを聞いて、最初のとっかかりを教えることにしました。

XAMPPをインストール ← 昔のXAMPPに比べて超使いやすくなっていてびびった
NetBeansをインストール ← 完全に日本語されていてびびった

特にNetBeansには超感動して
  1. 補完機能が素晴らしい
  2. javascriptにもデフォルトで対応、補完やらなにやらしてくれる
  3. HTMLのツリー構造もデフォルトで表示
等、いや…使っている方々には当たり前な機能なのだと思いますが、 PHPエディタでガリガリ書いていた私はカルチャーショックでした。

さっそく家に帰って、NetBeansをインストールして、ErogameScapeのフォルダを指定してプロジェクトを作成したら、まあ、当たり前なんでしょうけど、ちゃんと読み込んでくれて、とても快適な作業環境のできあがりです。

PHPエディタの場合、文法をチェックするには、F5を押してphp.exeを起動してチェックすることになりますが、リアルタイムで文法をチェックしてくれますし、いや、まあ…、当たり前な機能なのかもしれませんが…

もしかして、私のように「昔、IDEを試してみたけと、英語等に挫折して、未だにPHPエディタで書いている」という方がいるのではないかと思って、こうして文書を書いてみます。

その昔、javascriptを学習して挫折、その後、何度もjavascriptを学ぶも挫折、jQueryがでてきて、その簡単さにすごい衝撃を受けたのと同じくらい衝撃をうけました。

会社の後輩がPHPを学び初めて本当によかったです。
こんな機会がなければ、 NetBeansがすごいことになっていることに気がつきませんでした。

WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門

WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門
著者:滝下 真玄
販売元:秀和システム
(2012-03-28)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門を読みました。
FuelPHP入門を読んで、作り物にとりかろうと思ったのですが、Codeigniterのようにいつ何があるか分からないので、いつまでも使い続けられそうなフレームワークの方がいいのではないか?と思いました。

小規模の開発ならCakePHPがよさそうな雰囲気だと思いました。
CakePHP2は日本語の書籍がなかったので私にとってハードルが高かったのですが、丁度、CakePHP2 実践入門 (WEB+DB PRESS plus)が出たので、まずCakePHP2実践入門を読みました。
その次にWebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門を読みました。

感想は、「世の中のWebデザイナーのレベルはこんなに高いのか…」でした。

CakePHP2実践入門はとても素晴らしいのですが、意外に内容があっさりしているので(悪い意味ではなく、後は自分で調べれば大丈夫なくらいの必要十分な内容が書いてあります)、ビューに特化していそうなこの本も読もうかなと思って買いました。

この本の前半はCakePHP2のコントローラー、モデル、ビューについての説明と、簡単なアプリケーションの作成まで、後半はレイアウト、エレメント、ビューの説明、ヘルパーの説明、実際のビューの作成例が書かれています。

前半は、CakePHPをまったく知らない人が読んだら、なんのことだかさっぱり分からずに終わる…と思います。CakePHPで何か作ったことはなくて、CakePHP2実践入門を読んで、「ああ、なるほど、作れそうかな…」と思った程度の私は読んでてすごくつらかったです。

「あー、そう動くんだっけ?」と、たまにCakePHP2実践入門を読み直しました。

後半はリファレンスみたいなものですので、まあ、そんなもんかなという内容です。
レイアウト、エレメント、ビューの説明は、「CakePHPはもともとレイアウトがあってそこにはめこんでいく感じなんだ」ということが分かってよかったです。
ここらへんが、ちょっとCakePHP2実践入門では分かりませんでした。

自分は週末にPHPをいじりはじめて10年くらいになる気がするのですが、Webデザイナーの方々がこの本の内容を普通に読んで把握できるとすると、私はWebデザイナーの方より相当プログラムの分野でも劣っているということだと思います。
つまりErogameScapeくらいのサイトだったら、デザイナーの方々にもさくっと作れるということで、プログラマの方々はいったいどんなスピードでどんなクオリティでアプリを作れるのか想像できないです…

Webアプリケーションで何かヒットするものを作ろうとしても、素晴らしいWebアプリケーションを作れる方がたくさんいるので、相当きついなあと思いました。

これを書いている時点でAmazonに感想が2つあります。以下引用です。
  • 2.0以降はじめてcakeを触る(かつ初心者の)人たちには以下の点から大変お勧めできます。
  • 「Webデザイナーのための」となっていますが、プログラマー向けとしても十分に通用します。
こちらの感想を書かれたのはプログラマの方だと思います。
プログラマの方ってすごいなと思いました…

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