WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門
著者:滝下 真玄
販売元:秀和システム
(2012-03-28)
販売元:Amazon.co.jp
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WebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門を読みました。
FuelPHP入門を読んで、作り物にとりかろうと思ったのですが、Codeigniterのようにいつ何があるか分からないので、いつまでも使い続けられそうなフレームワークの方がいいのではないか?と思いました。

小規模の開発ならCakePHPがよさそうな雰囲気だと思いました。
CakePHP2は日本語の書籍がなかったので私にとってハードルが高かったのですが、丁度、CakePHP2 実践入門 (WEB+DB PRESS plus)が出たので、まずCakePHP2実践入門を読みました。
その次にWebデザイナーのためのCakePHPビューコーディング入門を読みました。

感想は、「世の中のWebデザイナーのレベルはこんなに高いのか…」でした。

CakePHP2実践入門はとても素晴らしいのですが、意外に内容があっさりしているので(悪い意味ではなく、後は自分で調べれば大丈夫なくらいの必要十分な内容が書いてあります)、ビューに特化していそうなこの本も読もうかなと思って買いました。

この本の前半はCakePHP2のコントローラー、モデル、ビューについての説明と、簡単なアプリケーションの作成まで、後半はレイアウト、エレメント、ビューの説明、ヘルパーの説明、実際のビューの作成例が書かれています。

前半は、CakePHPをまったく知らない人が読んだら、なんのことだかさっぱり分からずに終わる…と思います。CakePHPで何か作ったことはなくて、CakePHP2実践入門を読んで、「ああ、なるほど、作れそうかな…」と思った程度の私は読んでてすごくつらかったです。

「あー、そう動くんだっけ?」と、たまにCakePHP2実践入門を読み直しました。

後半はリファレンスみたいなものですので、まあ、そんなもんかなという内容です。
レイアウト、エレメント、ビューの説明は、「CakePHPはもともとレイアウトがあってそこにはめこんでいく感じなんだ」ということが分かってよかったです。
ここらへんが、ちょっとCakePHP2実践入門では分かりませんでした。

自分は週末にPHPをいじりはじめて10年くらいになる気がするのですが、Webデザイナーの方々がこの本の内容を普通に読んで把握できるとすると、私はWebデザイナーの方より相当プログラムの分野でも劣っているということだと思います。
つまりErogameScapeくらいのサイトだったら、デザイナーの方々にもさくっと作れるということで、プログラマの方々はいったいどんなスピードでどんなクオリティでアプリを作れるのか想像できないです…

Webアプリケーションで何かヒットするものを作ろうとしても、素晴らしいWebアプリケーションを作れる方がたくさんいるので、相当きついなあと思いました。

これを書いている時点でAmazonに感想が2つあります。以下引用です。
  • 2.0以降はじめてcakeを触る(かつ初心者の)人たちには以下の点から大変お勧めできます。
  • 「Webデザイナーのための」となっていますが、プログラマー向けとしても十分に通用します。
こちらの感想を書かれたのはプログラマの方だと思います。
プログラマの方ってすごいなと思いました…